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浮気をした罪悪感に押しつぶされそうだった。 許さないで欲しかった。 殴って欲しかったまである。 絶対に墓場まで持っていこうと思っていた。 でもその時に限って初めて澪に「携帯見せて」と言われて、やっぱり浮気はバレるんだなって思った。 「なんで浮気したの?」 「酔ってた」 「私が元彼に浮気されたの知ってるよね?」 「知ってる」 涙を流す澪を見て、そこで俺は本当にやってはいけないことをしてしまったのだと気づいた。 この先澪は俺の事を信じられないだろうけど、澪が失ったのはそれだけじゃない。 この先他の人と付き合っても、澪がその相手を信じられるはずがない。 「信じられないだろうけど、澪のこと好きな気持ちは嘘じゃなくて、」 「そういうのいいからさ」 「…」 「まず謝るべきなんじゃないの?」 俺が悪いだけなのに、なぜか心が痛む。 本当にその通りで何も言い返せなかった。 「本当にごめん」 「怒りとかはあんまり感じない」 「…」 「ただただ、悲しいよ。すごく」 「…」 抱きしめてあげることも、涙を拭いてあげることも出来ず、俺は澪を見ていることしか出来なかった。 — それにもかかわらず、澪は俺の事を許してくれた。 浮気がバレてから、せなとは一切連絡を取ることは無かった。 あれから澪は時々俺に探りを入れてくるぐらいで、携帯を見ようとすらして来ない。 それどころか澪は変わらず俺にその優しさを振舞ってくれて、まるで何事もなかったように思える。 そんな澪の優しさに触れる度に、罪悪感に包まれていくようだった。 俺から振るのは筋違いだと分かっていたが、結局別れる選択肢しか俺には見つけられずわざと澪に冷たく接するようになった。 もっと他にいい人がいると思ってくれるように、俺からはもう離れてくれるように。 そんなのは建前で、ただ自分の罪悪感の清算をしたいという自己満だったのかもしれない。 — 心の痛みに耐えながら、練習した通りのセリフを澪に向けて放った。 「またね」 澪はぎごちない笑顔を浮かべて言った。 それに気づかないように俺も笑顔を作った。 「さよなら」 - 見えなくなる澪の背中に向かって俺は小さく呟いた。 「どうか幸せに」 そんな言葉を言う資格が無いのは分かってるけど願わずにはいられなかった。 別れてすぐ後に、携帯に通知が届いていた。 トークの一覧から澪を長押しして開くと『今までありがとう』と来ていた。 震える手で既読はつけずにトークの削除ボタンに指を当てた。 - 帰り道に音楽の再生ボタンを押すと、ランダムで選ばれたのは最近2人で一緒に見たアニメの主題歌だった。 夜な夜な一緒に酒を飲みながら見て、感動シーンは澪だけが泣いてて、それを笑ったら思いっきり怒られた。 全ての話を見終わったあとには、そのままカラオケに行って2人でその主題歌を熱唱した。 今はそういうことばかり、思い出してしまう。 無意識に視線は上へ登った。 目の前の空に浮かんだ感情に、もう手は届かない。
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創作小説
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russian soldiers rape sex with bitch [5:45x240p]
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